最終更新日 2023年9月21日
監修:アメリカ審美歯科学会認定医、歯学博士 椿 知之
監修:アメリカ審美歯科学会認定医、歯学博士 椿 知之
最近は歯のホワイトニング専門に扱うホワイトニングサロン以外にも、歯のホワイトニングを行っている歯科医院が増えてきて、ホワイトニングが身近なものになってきました。歯科医院で「ホワイトニングはじめました」や「ホワイトニングコーディネーターが在籍しています」というような掲示を見たことはありませんか?このホワイトニングコーディネーターとはどういうものなのでしょうか。
ホワイトニングコーディネーターとは
ホワイトニングコーディネーターは、日本歯科医学会の分科会である日本歯科審美学会が認定する歯科衛生士のための資格です。歯のホワイトニングは2000年ころから一般に認知されるようになってきましたが、新しい技術のため、提供される情報は正しいものだけとは限らず、誤った情報も多く、一般消費者ばかりでなく歯科医師や歯科衛生士でも何が正しい情報なのか分からなくなっていました。
そこで国内における審美歯科を牽引する日本歯科審美学会が制定したのがホワイトニングコーディネーター制度です。ホワイトニングの正しい知識を伝えて、日本におけるホワイトニングの普及を目的に2007年に誕生しました。
認定講習会、認定試験
この資格を与えるに当たっては、日本歯科審美学会から任命された10名のホワイトニングのエキスパートによって、何度も会議を重ねて、歯のホワイトニングを行う際に知っておかなければならない最低限、かつ正しい知識を身につけてもらうため、慎重に講義内容を決め、テキスト、認定試験を作製しました。
当日は、このテキストに沿った認定講習会を行います。認定講習会は、基礎編、実践編、メンテナンス編、Q&A、質疑応答からなり、受講後に認定試験を行います。講義の中からマークシート方式で40題出題され、試験の結果、ホワイトニングを行うにあたって最低限の知識を有している歯科衛生士にホワイトニングコーディネーターの資格が与えられます。
ホワイトニングコーディネーターの認定講習会と認定試験は、毎年4~5回全国で行われています。講師はこのTAノートの筆者であるティースアート代表の椿知之をはじめ、ホワイトニングの研究を行っている大学の講師、歯科医師向けのホワイトニングの講演を行っている有名歯科医師など、ホワイトニングの第一線で研究、実践している方々で構成されています。毎回数百名の歯科衛生士さんが受講し、現時点ですでに10,000名以上のホワイトニングコーディネーターが誕生しています。
ホワイトニングコーディネーター全員が、すべてのホワイトニングに精通しているわけではありませんが、試験に合格していますので、全員最低限の正しい知識は持っています。
一般の方がホワイトニングを受けられる際には、この資格を持った衛生士がいるかどうかは、選択の基準になると思います。 • ポイント ホワイトニングコーディネーターは、歯科衛生士が取得することができる人気の資格です。歯科衛生士の免許をお持ちの方は、ぜひこの資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。
• ※2015年4月からホワイトニングコーディネーターになるには、歯科衛生士の免許取得者で日本歯科審美学会への入会が条件になります。
• ホワイトニングコーディネーター概要、申し込み
ヒント
• ホワイトニングコーディネーターは、歯科衛生士向けの資格です。歯科医師向けの資格は日本歯科審美学会の認定医になります。全国の認定医の検索はこちらから。 • • • • • 日本歯科審美学会認定医
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監修 Dr.TSUBAKI (椿 知之) アメリカ審美歯科学会認定医、歯学博士 プロフィール アメリカ審美歯科学会(ASDA)認定医、フェロー 日本歯科審美学会 常任理事、認定医、 日本アンチエイジング歯科学会 常任理事、認定医 |
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