歯の白さを保つには毎日のケアが必要です。せっかく歯を白くしてもケアを怠れば元の木阿
弥。ケアをすることで白い歯が永く保てるのです。まずは基本的なブラッシング。汚れは放って おくと固まってしまい取りづらくなってしまいます。その汚れの上に色素が沈着すると歯が黄色 くなってきます。そんなことになる前に歯ブラシによってやわらかいうちに汚れを取っておきまし ょう。この段階ではあまり歯磨きを使う必要はありません。ハブラシ1本で食事の後磨けばいい のです。これだけでも付きたての汚れは取れますのでかなりの効果があります。次に色素がつ いてしまったら歯磨き剤を使いましょう。多量につける必要はありません。ハブラシの先に少量 つけて円を描くように1本づつ磨くようにします。これで色素がとれてきれいになります。 ホワイトニングした歯を白く保つためには前述の方法に加えてホワイトニング剤が入った歯磨
き剤で歯を磨くことと定期的なメンテナンスホワイトニング(タッチアップホワイトニング)が必要 です。まず歯を白くする方法は大きく2つに分けられます。ひとつは歯の表面についた色素 (ステイン)を取り除いて白くする方法、もうひとつは歯自体の色を白くする方法です。 歯の表面についた色素を落とすだけなら日本で発売されている歯磨きと歯ブラシで十分で
す。歯磨き剤には通常、カルシウムを主成分とした研磨剤が含まれていて、これにより歯の表 面についた色を落とします。日本で発売されているホワイトニング効果を謳った歯磨き剤はす べてこのタイプ。カルシウムなどの研磨剤の粒子の大きさによって色素を取り除く効果に差が 出ます。ただし、研磨剤の粒子が大きいものは色素を落とす効果も大きい代わりに、歯の表面 を削る度合いも大きくなるため注意が必要です。この研磨剤粒子の大きいタイプはヤニ取り用 の歯磨きとして売られていますが、毎日の使用はあまりお勧めできません。粒子の小さな研磨 剤を含有している歯磨き剤はヤニや茶渋などの頑固な色素を取り除くことはできませんが、毎 日の使用にはあまり問題ありません。最近ではキレート剤という表面の汚れを化学的に分解し て落とす薬剤が配合されている歯磨きが発売されました。研磨剤は少なくても効果が高くなる ようになっていて、歯をなるべく傷つけずに汚れが取れるようになっています。このような歯磨 きをうまく使い、歯の表面をクリーニングすることによって白くすることができます。 次にホームホワイトニングにより歯自体を白くしていく方法です。専門の歯科医院でマウス
ピースを作成してもらい、それにホワイトニング剤をいれて自宅で行なう方法で、歯科医院に通 わずに手軽に白い歯を手に入れることができます。就寝中にはめてもらって寝ている間に白く するナイトタイプと日中の1時間くらいはめてもらうデイタイプがあります。ホワイトニングジェル の濃度にいくつかの段階があり、これによって効果に差が出ます。国土が広くホワイトニング のために頻繁にサロンに通うことができないアメリカでは10年来このホームホワイトニングが 主流でしたが、1日で白くできるブライトスマイルの出現によりそのシェアは低くなってきていま す。ただ、自分で行うことにより白さの調整ができることやホームホワイトニングキットを持って いれば好きなときにホワイトニングができるというメリットはあります。 |