ー知っておきたい歯のケア常識@ー














     歯ブラシはどのようにして選んでいますか?安いからといって安易に買っていませんか?
   有名メーカーの歯ブラシであればあまり問題ありませんが、量販店で売られている外国製の歯
   ブラシはあまりお勧めできません。なぜならあまり安い製品はブラシの毛先をカットしたままで丸
   く処理されておらず歯や歯肉を傷つけてしまう可能性があるのです。この毛先のラウンド処理は
   丁寧に行えば行うほど経費がかかってしまうため、安くすることが困難となります。ここで歯ブラ
   シの選び方のコツをお教えしましょう

毛先……先ほどもお話しましたように毛先が丸く処理されたものがいいでしょう。有名メーカーの
ものであれば間違いありませんが一般的には指の腹で毛先を触っ
みてください。
チクチクする場合にはラウンド処理されていない可能性がありま
す。
使い捨ての歯ブラシはこのタイプです。

   

歯ブラシのヘッドの大きさ…日本人は口や歯の大きさが小さいため、なるべくコンパクトなほうが合ってい
              ます。アメリカやヨーロッパ製の商品にはヘッドの大きいものがありますがこ
              れらは日本人には合わないので止めたほうがいいでしょう。奥歯の狭いとこ
          ろや歯が重なっているところなど細かいところが磨けません。    


    ヘッドの形……最近では歯ブラシのヘッドが歯全体を効率的に磨ける卵型のものが流行って
              います。これも欧米からの流れなのですが欧米製は卵形のヘッドがかなり大き
              めにできておりやはり日本人にはちょっと大きすぎるようです。日本製では同じ
              卵型でも少し小さくできていますので奥歯でも磨けるようになっています。また、
              従来型のオーソドックスな形の歯ブラシも日本人には合っています。現在主流の
              スクラッビング法や歯周病予防のためのバス法などもこのオーソドックスな歯ブ
              ラシのほうが使いやすいのです。これもなるべくヘッドはコンパクトなものを選び
              ましょう。


       植毛……基本的には3列植毛をお勧めします。3列植毛であればどんな磨き方にも対応
              でき日本人の小さい口にも合うからです。オーバル型の歯ブラシでは3列にこだ
              わりませんが最大のところで4〜5列くらいのものがいいでしょう。


   植毛の密度……一箇所に22本以上がお勧めです。毛の密度が上がれば擦掃能力も上がり効率
              よく歯を磨くことができます。


      毛の質……ほとんどはナイロン製です。豚の毛などのナイロン以外の製品はあまりお勧めで
              きません。 



    また、歯ブラシはおよそ一ヶ月ごとに交換することをお勧めします。毛先が開いてきた歯ブラシは
   擦掃能力が極端に低下し、一生懸命に磨いてもぜんぜん汚れが落ちていないということになりかね
   ません。また一ヶ月くらいたった歯ブラシには目に見えない雑菌が繁殖しており、歯を磨くたびにこ
   の雑菌を歯にこすりつけていることになります。できれば日にちを決めて毎月同じ日に歯ブラシ
   を交換するようにしてみたらどうでしょう。






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