プロが教えるホワイトニングのメリット、デメリットとは?
最終更新日 2024年10月22日
監修:アメリカ審美歯科学会認定医、歯学博士 椿 知之

ホワイトニングのメリットとデメリットを徹底解説<2024年度版>

歯のホワイトニングのメリット、デメリット

ホワイトニングは歯を削ったり傷めたりすることなく白くすることができる画期的な方法ですが、ホワイトニングにも利点と欠点があります。ホワイトニングはしないほうがいいのでは?など不安ではありませんか? 利点と欠点を他の方法と比べてみてホワイトニングを行う前の参考にしてください。  

目次

1.ホワイトニングのメリット

2.ホワイトニングのデメリット

3.まとめ



1.ホワイトニングのメリット

1-1 歯の明るさを上げて白くする方法です
歯の明るさ(明度)を上げて白くしていくため、どんなに白くしても不自然な白さにはなりません。白すぎると不自然では?と思っていらっしゃる方も安心です。


1-2 歯を傷めません
自分の歯を削ったり、傷めたりすることなく白くすることができます。できるだけ自分の歯で・・・と思っている方にピッタリです 。
※ホワイトニングは歯を傷めるといった誤った情報もありますが、ホワイトニングは歯が傷むことはありません。

ホワイトニングの安全性
ホワイトニングにリスクはある?


1-3 1回で白くすることもできます
ホワイトニングのシステムによっては、最短で1回で白くすることができるため、結婚式やパーティの直前など、急に白くしたい場合や遠方からでもその日のうちに歯を白くすることが可能です。

1回で白くする

1回で白くなるホワイトニング


1-4 白さの調整が可能です
徐々に白くしていくタイプのホワイトニングなら、回数によって、白さを調整できます。少しだけ白くしたい場合や、他人に気づかれずに白くすることも可能です。


1-5 歯を削らずに白くすることができます
神経がない歯は通常のホワイトニングでは白くなりませんが、インターナルブリーチという方法で白くすることが可能です。

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神経がない歯のホワイトニング


1-6 セラミックに比べて安く白くすることができます
セラミックなどで白くした場合、1本十数万円かかってしまいますが、ホワイトニングなら1本当たり数千円からできます。


1-7 繰り返し施術が可能です
歯を削らないため、自分の歯がある限り、何度でも繰り返しホワイトニングをやり直すことができます。


1-8 歯を白くするとイメージが変わります
白い歯は「さわやか」「清潔」「誠実」「純真」「無垢」 など相手にいいイメージを与えます。CMなどに起用されるタレントに歯が白い人が多いのはこのためです。

歯を白くするとイメージが変わる

歯のホワイトニングのタイミング


1-9 虫歯予防にもなります
最大のメリットは、ホワイトニングによって虫歯になりにくくなるということです。最近の研究で、ホワイトニングを行った歯は、ホワイトニングを行っていない歯に比べて、酸に対する抵抗性(耐酸性)が高まることが分かりました。歯を白くすればするほど、虫歯になりにくくなるということです。

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ホワイトニングで虫歯予防



2.ホワイトニングのデメリット

2-1 ホワイトニングでは紙や陶器のような白さにはなりません
ホワイトニングは歯の明るさ(明度)を上げて白くしていくため、紙や陶器のように真っ白にすることはできません。陶器のような白さをご希望の場合はマニキュアやセラミックをお勧めします。

歯を真っ白にする方法


2-2 セラミックなどの人工のものは白くすることができません
ホワイトニングは天然の歯を白くする方法です。セラミックや差し歯、入れ歯、詰め物など人工物は白くすることができません。

セラミックを白くするマニキュア


2-3 定期的なメンテナンスが必要です
ホワイトニングの効果は永久ではありません。半年くらいから徐々に色が戻り始めて、2年くらいで元の歯の色に近くなってきます。歯の白さを保つには定期的なメンテナンスが必要です。

ホワイトニング後のメンテナンンス方法


2-4 ホワイトニングのお薬が歯にしみることがあります
歯の状態(歯の削れや欠け、ヒビなど)によっては、ホワイトニング中やホワイトニング後に一時的に歯にしみることがあります(ただこのしみは通常24時間以内に収まります)。

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歯がしみる時の対処方法
しみないホワイトニング


2-5 歯の形や歯並びは変えることができません
ホワイトニングは歯の色だけを変える方法ですので、形や大きさ、歯並びなどは変えることはできません。

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2-6 ホワイトニングには個人差があります
歯の状態によっては白くならない場合があります。特に抗生物質による変色の場合は、白くなりにくい場合があります。

ホワイトニングには個人差がある

抗生物質による変色歯を白くする方法


2-7 ホームホワイトニングは時間がかかります
ホームホワイトニングは効果がかなりゆっくりのため、白くなるまでに長期間(1カ月以上)かかります。自分で行わなければならないことと、白くなるまでに時間がかかるため、かなり面倒です。

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短時間で白くなるホームホワイトニング<スピードホーム>
1回で白くできるブライトホワイト


2-8 ホワイトニングができない場合があります
全身状態によっては、ホワイトニングができない場合があります。 持病がある場合は担当の医師とご相談ください。

ホワイトニングで注意が必要な方
光線過敏症、膠原病、糖尿病、喘息、妊娠中、アレルギーがある方など

ホワイトニングで注意が必要な方


2-9 食事制限があります
ホワイトニング後は歯に色が付きやすくなっていますので、一般的に24時間は着色性の食品を避けていただいたほうがいいでしょう。

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ホワイトニング後に注意する食べ物、飲み物


2-10 歯の表面が荒れる可能性があります
ホワイトニング直後に酸っぱい酸性の食べ物、飲み物を摂ると歯の表面が荒れてしまう場合があります。酸性の食品はホワイトニング後1時間以上経ってから口にするか、ホワイトニング後にフッ素を歯に塗ると歯の荒れを防ぐことができます。

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2-11 ウォーキングブリーチで歯の根が溶ける可能性があります
神経がない歯を白くするウォーキングブリーチという方法で歯の根が溶ける副作用が報告されています。ウォーキングブリーチを受ける際は事前にリスクを理解した上で受けることが必要です。

ウォーキングブリーチ


2-12 高濃度のホームホワイトニングで歯ぐきが下がることがあります
高濃度のホームホワイトニング剤は使用するマウスピースの形が低濃度と異なります。不適切な方法で行いますと歯ぐきが下がったり、喉に炎症が起こるなどの副作用が出ることがあります。また長時間使用することでウォーキングブリーチ同様に歯の根が溶ける副作用も報告されています。高濃度のホームホワイトニング剤を使用する際は必ず歯科医師の指導の下に使用して下さい。

高濃度ホームホワイトニング


※以前はホワイトニング後の不適切な施術で、一部のホワイトニングでは歯の表面が粗くなることもありましたが、現在は研究が進み、適切な方法でのホワイトニングは、逆に歯を強化し虫歯になりにくくなることが分かっています。歯が弱くなったり、もろくなったりすることもありません。安心してホワイトニングをお受けください。

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3.まとめ

ホワイトニングを行って歯を白くすることは、すでにアメリカでは一般的です。 ホワイトニングは歯を削らないため、まずはホワイトニングを試してみて、思ったように白くならなかった場合に セラミックなどにしても遅くはないと思います。

ホワイトニングのメリット、デメリット(英語版)



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