歯のホワイトニングに関する用語を集めました。ホワイトニングについて調べる際の参考にしてください
ア行
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アルゴンレーザー
光に近いレーザーでネオンサインなどにも使用される。457~514nmの波長をもつため、ホワイトニングや
虫歯治療に利用されていたが、機械が製造中止となったため、アルゴンレーザーを使用したホワイトニング
は現在ではほとんど行われていない。
インターナルブリーチ
神経がない歯の内側にホワイトニング剤を入れて、そこにプラズマやレーザー、ハロゲンライトなどを当てて白くする方法。
通常はオフィスで行われますが、オフィスホワイトニングの他のシステムと組み合わせたり、
ホームホワイトニングと併用することもできる。
LEDホワイトニング
LEDはLight Emitting Diodeの略。LEDをアーチ型にして口の中全体に光が当たるようにしたホワイトニングシステム。
ウォーキングブリーチ
神経がない歯を白くする場合に行なう方法。歯の神経の穴の中にホワイトニング剤を注入して白くする。 椅子に座って
ホワイトニングしてもらうのではなくホワイトニング剤を中に入れたまま歩き<ながら歯を白くするためこの名前が付いた。
OTCホワイトニング
OTCはOver the Counterの略。ドラッグストアで売られている商品を購入して自分で行うホワイトニング。
日本ではホワイトニング剤が入った製品が薬事法で禁止されているため、市販されていない。
マウスピースタイプ、ストリップスタイプ、マニキュアタイプがある。
オフィスホワイトニング
歯科医院(OFFICE)で行うホワイトニング。通常はレーザー、ハロゲンライト、プラズマライト、LEDなどを使用する。
システムによって様々な種類がある。
カ行
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カラーガイド
ホワイトニングの時に使用する歯の色のガイド。通常明るさ順に並んでおり、左の方が明るい。正式名はシェードガイド。
ガムピーリング
歯茎のメラニン色素を、ピーリングによって取り除き、ピンク色に戻す方法。ガムブリーチともいう。
サ行
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セルフホワイトニング
歯科医院以外の場所で行うホワイトニング。スタッフは口の中に触れることができないため、客が自分で歯に薬剤を塗って光を当てる。
薬剤は医薬品や劇物を使用できないため、日本国内で市販されている医薬部外品や化粧品を使用。
ジェルホワイトニング
光を必要としないホワイトニングシステム。光を使用しないため、ホワイトニング剤の濃度が高く設定されており、
知覚過敏が出やすい。白くなるまでに3回程度の施術が必要。
ズーム
ブライトホワイトに対抗して米国ディスカス社が開発したホワイトニングシステム。
ヘッド自体にライトのバルブを並べて入れて、前歯全体に光が当たるように設計されている。
2005年に照射時間15分を3回に改良した「ズーム2」、2006年に「ズームアドバンス」となり、2008年には
「ズームアドバンスプラス」、2012年にLEDを採用した「ズームホワイトスピード」が発売された。
スピードホワイトニング
ハロゲンライトの400nm付近の波長部分のみを3倍程度に増幅したプラズマアークライトやキセノンランプなどを使って、
ホワイトニング剤を活性化させることにより歯を白くする方法。
タ行
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タッチアップ・ホワイトニング
ホワイトニング後の白さを維持するメンテナンスのホワイトニング。通常半年~1年に1回程度行う。リタッチともいう。
ダブルホワイトニング
デュアルホワイトニング、コンビネーションホワイトニングとも呼ばれ、2種類以上の異なったホワイトニングを組み合わせる方法。
一般的にはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行う。
知覚過敏
歯が沁みる症状。通常はホワイトニングを終了して24時間以内に消失する。
ティオン
日本の企業、GCが開発した二酸化チタンと窒素を触媒にすることにより、効果的にホワイトニングを行うホワイトニングシステム。
二酸化チタンが反応する385nm~415nmの波長を持ち、発熱をする特殊なLEDを使用したコスモブルーを使用して、
ホワイトニング剤を活性化させる。
ティースクリーニング
歯の表面についた色素(ステイン)を磨いて落とし、元の歯の色に戻すこと。歯の色自体は白くならない。
ティースシェイピング
歯の形を整える方法。
ティーストリートメント
歯のひびや細かい傷を埋めて、知覚過敏を軽減する方法。ホワイトニング前後に行うと効果がある。
ティースホワイトニング
歯のホワイトニング中、ハロゲンライトを使用して行うホワイトニング。最もベーシックな方法。
ティースポリッシング
歯の表面を研磨して、白斑を薄くする方法。
ティースマニキュア
歯の上に白い色を塗って固める歯のマニキュア。1週間程度使用可能。
ティースマニキュアプロ
歯の上に樹脂製のコート剤を塗って固める方法。1~3ヶ月くらい使用可能。商品名はホワイトコートやビューティーコート。
テトラサイクリン変色歯
テトラサイクリンとは、テトラサイクリン系抗生物質の総称で、歯の象牙質や骨に沈着します。
乳幼児期に服用すると、前歯から6歳臼歯に左右対称的に着色を起こし、容易に除去することができない。
テトラサイクリン系の抗生物質には、ミノサイクリン、オキシテトラサイクリン、クロールテトラサイクリンなど20種類以上あり、
種類によって着色の色が違う。この色は紫外線によって濃くなるため、光が当たる前歯の色が特に目立ちます。
デュアルホワイトニング
ダブルホワイトニングと同じ意味。
ナ行
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二酸化チタン
ホワイトニングの効果を上げるための触媒。特定の波長の光に対して効果を表す。
ハ行
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ハイライト
日本の企業、松風のアメリカ法人が発売した、世界で最初のオフィスホワイトニングで、最もベーシックな方法。
ホワイトニング剤を歯に塗りハロゲンライトを当てて、徐々に歯を白くしていく。
パーマネントマニキュア
ティースアートオリジナルの歯のマニキュア。樹脂を塗って固めるため、メンテナンスによっては2~5年くらい使用可能。
パワーブリーチ
神経がない歯の内側にホワイトニング剤を入れて、ハロゲンライトを当てて白くする方法。
ビヨンド
ズームを参考にして中国のピュアネス社(現ビヨンドデンタル&ヘルス社)が開発した中国初のホワイトニングシステム。
ヘッド自体にハロゲンライトのバルブを並べて、フィルターを通すことにより、紫外線をカットしている。
ブライダルホワイトニング
結婚式の前に行う、ブライダルエステの一つ。
ブライトホワイト
NASAの科学者Dr.John Warnerが開発したホワイトニングシステム。プラズマライトをアーチ型に配列し、
口の中全体に一度に光を当てることで、1時間で完了する。2007年にはブライトホワイト2が発売された。
プラズマホワイトニング
ホワイトニングに効果のある特定の波長の光量を大きくしたプラズマライトを使用したホワイトニング。
フリーラジカル
過酸化水素が分解したときに発生する電子対を持たない分子。スーパーオキシド、ヒドロキシラジカル、
ヒドロペルオキシラジカルなどにホワイトニング作用がある。
ブリーチング
ホワイトニングと同じ意味。過酸化水素が分解する際に発生するヒドロキシラジカルやヒドロペルオキシラジカル
などのフリーラジカルが、歯の着色有機質の二重結合部分を切断し、低分子化することにより起こる「無色化」により、歯の
明度を上げることにより白くする方法。医学的にはブリーチングが正しい。
ペリクル
歯の表面を保護するタンパク質の保護膜。ホワイトニングによって一時的に消失する。
ポリリン酸ホワイトニング
ポリリン酸ナトリウムのジェルに過酸化水素を混和して歯に塗り、LEDライトを当てて白くするシステム。
混和したジェルの濃度は比較的低いため、1回の効果は比較的弱い。
ホワイトストリップス
米国クレスト社が販売している世界で最初のホワイトニングテープ。
ホワイトニング
ブリーチングと同じ意味。最近では一般的にはホワイトニングを用いることが多い。
ホワイトニングテープ
歯に貼る絆創膏タイプのホワイトニング。各国、各社から発売されているがホワイトニングの効果は製品によってかなり異なる。
名称もホワイトストリップス、ホワイトニングシートなど様々な名称がある。
ホームホワイトニング
マウスピースを使用して、自宅で自分で行うホワイトニング。デイタイプとナイトタイプがある。
マ行
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マイルドホワイトニング
特殊なホワイトニング剤を使用することによって、全くしみることなく行えるホワイトニング。
機械はルマホワイトニングと同じものを使用。
ラ行
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リタッチ
ホワイトニングを再度行うこと。
リニューアルホワイトニング
アンチエイジングのためのホワイトニング。若いころの歯の色に戻すことを目的としている。
ルマホワイトニング
前歯全体に一度にライトが当たるような機械を使用して、上下の歯を一度に白くする方法。
レーザーホワイトニング
ホワイトニングに効果のある波長を持つレーザーを使用して行うホワイトニング。
現在ではアルゴンレーザーが廃止されたため、ダイオードレーザーが主流。